2017年3月8日水曜日

不全麻痺の方の歩行改善した例

もうあれこれ1年くらい診させていただいているクライアント様ですが、少しづつ着実に進んでいる方がいます。

両側の下肢の臀部から膝裏にかけての筋出力低下(神経による)立ち上がりや歩行が大変だというクライアント様です。

どうも動きから体幹の動きによる重心移動が難しく、座っているときの重みの加わる位置が後方に常にあるような状態でした。そのために立つときには重心が前にいかない。

無理に前に行こうものなら前に転んでしまいそうで怖い。

こういう時にこそ、我々、リハビリ職の腕の見せ所です。

腰椎と下部肋骨、仙腸関節の動きを作ったうえで、背臥位での動作練習(リズミカルな側屈運動)、座位でのリズムでの座圧の移動、そして、加速度を入れた立ち上がりをガンガンやっています。

以前に比べると座位姿勢の変化や立ち上がりの際の安定性がかなり変わってきたなという印象です。

月に1回ではありますが、他のリハビリに合わせて利用して頂いています。

動作練習をすると、ふと理学療法士を意識します。

専門性や症候学の知識は確実に生きていますね。

治るものと治らないものがしっかり分けて、
できない部分でなくできる部分(変化の出る部分)で勝負する!!


体の機能の向上をさせたい、もっと動きたい!

バイニーアプローチセンター諏訪本店

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