2017年2月24日金曜日

肩の痛みに介入している症例

女性のUさん


右肩の痛みでセンターにいらっしゃいました。


右手を反対の腕のところまで持っていくと、肩甲骨の辺りから腕の前にかけて痛みが走るとのことでした。


専門的に言えば肩関節1stポジションでの内旋で、肩甲骨内側から上腕前面にかけての痛みということです。


あとは腕を挙げる(屈曲)でも肩全体の痛みがあり、40度程度までしか挙がりません。


夜に痛みで起きることもあるそうです。


そして、洗濯物が干せない、車の運転が大変といったように日常生活で不具合も出ていました。


まずは肩周辺から胸周りにかけて拝見していきます。


肩が前方に突き出るようになっており、上腕骨頭が前方に突出していました。


さらに、肩の前と後ろがとても硬くなっていました。
(ヴァイトブレヒト孔の閉塞と腋下・橈骨神経が後面から出てくる筋で形成されたスペース)

まずはここを柔らかくしてみたところ


腕の挙がりがかなりよくなりました。


ただ、痛みはまだあり挙がりも十分ではありません。


次は脇の奥に硬さを見つけました。


ここは腋下筋膜鞘(えきかきんまくしょう)というスペースがあって、神経や血管が通っています。


ここが硬くなることでそれらの滑りが悪くなり、腕が動かしずらくなります。


ここをゆるめてみると、腕の挙がりが一気に良くなりました。


あとは首と胸周りの硬さが気になったので、そこも柔らかくしました。


ここまできたところでお時間になってしまいました。


症状を再確認します。右手を反対の腕のところまで持っていく時の痛みはなくなりました。しかし、腕は60度くらいまでしか挙がりませんでした。


右手や前腕の硬さも気になったのですが、時間の都合上アプローチできませんでしたので次回の予約をお取りいただきました。


肩関節の痛みはほっといても6ヶ月ほどで自然に良くなることが多いと言われています。


が!良くなる人もいれば肩が硬くなってしまい、動かすことが大変になってしまう人もいます。


これを回避するにはちゃんとしたリハビリをすることです。そもそも肩が痛い状態で半年過ごすのはあまりに酷です(経験上よく分かります)。


センターには肩の痛みを訴えて来られる方が比較的いらっしゃるので、その中でどこを見ていくべきなのか、何となく自分の中でポイントが分かるようになってきました。


お困りの方、是非バイニーアプローチセンター諏訪本店にお越しください。





つらい腰痛や頭痛、腰部脊柱管の狭窄でしびれがある、肩こりなど、バイニーアプローチセンターがお力になれます!!
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