毎週土曜日に開催して約1カ月になりますが、足のご相談で初めてのケースの方がいらっしゃいました。
アキレス腱の付着部、かかとの上あたりに痛みがある方でした。
拝見すると、痛みのある場所が「ボコッ」と飛び出てるんです。
歩いている時そこが靴に当たって痛いとのこと。
なので当たらないような靴を探しに来たと言うのですが。。。
理学療法士ならどう判断しますか?
一般の方でしたら、この考え方は至極当然ですよね。当たって痛いから当たらないような靴を選ぶ。
しかし、残念ながら靴を変えただけではこの痛みは取れません。
診断は医師しかできませんから予想ですが、この方の痛みは「ハグルンド変形」という病態だと推察されます。
歩く時、かかとから地面に足を着いてその後足の裏が着きますよね。この流れの中で、かかとの骨は外側から内側に倒れます。
つまり、かかとの後ろが靴との間で少しこすれるわけです。少しなら問題ありませんが、こすれ具合が大きくなると摩擦が強くなって痛みが出ます。
これがハグルンド変形の正体です。かかとがすごく外側に倒れている場合や、足の前が硬くなっている人は要注意です。
話を戻しましょう。じゃあこの方にはどうすればいいのか?ですよね
足を拝見した結果、①施術で足を整えた後にインソールを使い摩擦を減らす、②インソールで摩擦を減らし様子を見る、という選択肢がありましたのでご提案し、とりあえずインソールを使って様子を見ることとなりました。
インソールを入れての歩きを見ると、入れる前よりもかかとの内側への倒れてが減ったので痛みは緩和に向かうと思われます。このことをご説明したら大変喜んでいました。
お話を聞くと、遠方に住んでいるお子さんのところへ木曜に行く予定があり、痛みを抱えた状態では遠出が不安だったそうです。
こんな話を聞くと仕事冥利につきます。その人の楽しみのお役に立てたかなぁと思うわけです。
ただ、木曜までに痛みがゼロになるか分かりませんので、一応かかとが当たらないようにサンダルも買うという話になりました。
そこでシューマートにいるシューフィッターにバトンタッチです。シューフィッターさんならその人に合う履き物を具体的な商品のレベルで提案できます。
他にも興味深いケースがあったのですが、それはまたいつか
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